RAW L.W. L/S SHIRTS M's(メリノウール100%) 【STATIC】
RAW L.W. L/S SHIRTS M's(メリノウール100%) 【STATIC】
【店長レビュー】
メリノウール本来の着心地を実感できるメリノウールの薄手シャツです。
メリノウールの着心地の良さはここ数年でかなりの方が実感してきたと思います。
私もそのうちの一人ですが、このRAWシリーズは少し違います。
下記の説明文でも熱弁していますが、防縮加工をしていないウールなのでウール本来のフワットした気持ちの良い着心地とパフォーマンスを発揮してくれます。
夏には臭わず蒸れにくい。
秋冬には適度な保温と冷えにくさを提供してくれます。
脇下が立体構造になっているので動きを妨げず快適です。
*女性モデルは後ろ着丈を長くしています
真のウール100%を求めて
天然素材であるウールはアウトドアウェアとしては優れた選択肢だと考え、STATICでのウール製品の可能性を広げるためにウール生地の生産地である愛知の尾州を訪ねた際のこと。
そこで、これまでにない優しくふんわりとしたタッチのウール製品に出会いました。早速着てみると極上の気心地。正直、これまでのウール製品との差がありすぎて、本当にウールなのかと疑ったほど。これは、じつは防縮をしていないウール生地を使ったものでした。さらに染色もしておらず、本来のウール繊維が肌に触れるという事はこんなに優しいのかと感動しました。
ただ、防縮をしていないという事は、洗濯毎に縮んでいくため、日常着として気軽に着用することは難しく、さらには無防縮・無染色の生地を仕立てる生地屋さんはもう既に廃業されているとのこと…
防縮加工とは?
ウールウェアに欠かすことができない防縮加工。
一般に普及している「塩素樹脂加工」がコスト面に優れる一方、防縮工程で環境に悪影響を与えるとされる有機塩素化合物を排出する点、繊維を樹脂で覆うことを知り、違和感を覚えました。
塩素樹脂加工では、撥水機能と調湿機能を持つウール繊維表面のウロコを除去します。つまり、防縮する事で、ウール繊維の機能性を減退させることに繋がります。さらにナイロンなどの樹脂で繊維を覆う事でウールの機能性を低下させるのではないか?生分解性への疑問も頭をもたげます。また、樹脂の影響で使用ごとに生地が堅くなるという話も聞きました。
ウロコを残す防縮はないのか?樹脂を使わない防縮はないのか?
環境にやさしい防縮加工
非塩素樹脂防縮加工ではウロコを除去せず、疎水性のウロコを親水性に改質し、ハイブリット・コラーゲンを付着させてウロコ同士が絡む=縮むことを防ぎます。また、樹脂を使いません。
生分解性においても塩素樹脂加工と比較して安心感がありますし、肌に触れる生地は樹脂ではなくウール繊維のみです。また、ウールの調整性を司るウロコを残している事で、ウール繊維本来の機能をそのまま活かしたウール製品を実現する事ができました。できるだけウール繊維をそのまま活かしたエコな防縮であると言えます。
「塩素を使わないので、従業員の健康にとっても安心だ」と、話してくれた防縮工場の開発者の言葉も忘れられません。
製品サイズ
PRODUCT SIZE
- 平置き採寸になります。(単位:cm)
- サイズ表記は目安となり、お手元にお届けする商品と表記サイズの間に多少の誤差が生じる場合がございます。
※スタッフ着用写真・・・Sサイズ着用
環境性
SUSTAINABILITY
- 塩素樹脂を使用しない防縮加工
- 製品となる前も、その後の過程にも環境性も追求するシリーズとなります
- サイズネームにも生分解性のコットンを使用
- 縫製糸も生分解性糸を採用
- 製品全体としての生分解性を極力高めた
- 肌にも自然にも優しいレベルを追求
- 裁断屑からリサイクルウール化、堆肥化への取り組み
- 使用済みウール製品を回収してリサイクルウール化の取り組み
商品特徴
PRODUCT FEATURE
- 塩素樹脂を使用しない防縮加工でメリノウール本来の肌触りを体感することができます
- 通年活躍する厚みのリラックスフィットシャツ
- 女性モデルは裾にスリットを入れ後ろ着丈を長くしています。特に身頃を絞ったりしていないシルエットです。
商品スペック
PRODUCT SPEC
- 素材: 177 g/㎡ メリノウール 100%(17.5 マイクロン )
- 縫製糸: ポリエステル
- 重量: 200 g (Mサイズ)
- フィット: リラックス
- 原糸: オーストラリア産 ノンミュールジング メリノウール
- 生地製造/染色: 愛知県尾州
- 縫製: 日本
ケア方法・注意事項
PRODUCT CARE
- 最初の洗濯で丈が少し縮む場合もございます(約1cm程度)
- 洗濯後は平置きで干してください
- 柔軟剤は使用しないでください。ウールの持つ自然な撥水機能を低下させる可能性があります